戦闘は終わった。俺達の圧勝だった。


俺達は、警察や近所の住民が来ないように近くの公園で休んでいた。


隣に内藤と一雄がいた。


内藤も一雄もあちこち怪我をしていたが、元気だった。


俺達は、煙草を吸いながら公園のベンチにすわっていた。


夕暮れが、綺麗だった。



俺の中にあった物が溶けて行くような気がしてイライラしていた。



俺は、日本刀をもう一度出すと空を切った。



足元の砂を蹴ると俺は帰るよと二人に告げた。



一時的な興奮は消えていた。


俺は、また退屈な日常に戻される事を思い虚しかった。



腰に差していた鉄パイプを砂場に思いきり投げたら見事に刺さった。


しかし、そんな事はどうでも良かった。


秋の風が気持ち良かったが、それもどうでも良かった。















了