中1の時に退院してやっと、自由になってやっと3年目!
ついに中学最後の年になった。
中学あと1年、恋も勉強も頑張って
充実させたいなぁ。

けどそんな気持ちとは別に
あたしは今嫌な予感しかしない。

「うゔぅ〜...腰痛い...」
「メイ、大丈夫?」
そう言って隣で腰をさすってくれている人は
大親友のハナ。
ハナは小学1年のときから
ずっと同じ学校だった。
病気のことも今までの恋のことだって
何かある度になんでも話してきた。

ハ「...やっぱり病院行かないとだめだよ、メイ。」
メ「やだ。...行きたくないもん。」
ハ「メーイー...とりかえしのつかないことになっても遅いんだよ?」
メ「...やだ、絶対行かない」
ハナのため息が漏れる。

そう、今までの経験から考えると腰が痛いことは白血病再発の合図。
またあの痛くて苦しい治療をするのかもしれないと思っただけで涙が出そうだよ。

...あと速水先生の怒った顔が想像できる。
なぜって?
半年検診さぼってるから...。
本当は3ヶ月前に定期的な検診にも行かなきゃなんだけど、嫌な予感しかしなくて行ってないの...