それから数ヵ月の間も私は、メールを送り続けた。


酔っぱらって帰りながら花や海を撮ったり彼女が好きだった猫を撮ったり綺麗だと思える物を撮り励ましの言葉を送った。



ある日の夕方に宅急便が来て開けて見ると彼女の携帯電話と私の指輪と手紙が入っていた。



手紙には、彼女が亡くなった事と感謝の言葉が綴られていた。


私は、指輪をはめて携帯電話を開きデータを見たが電話帳の所に数字の長い羅列があるだけだった。


まだ解約されてはいないようだった。


私は、自然に数字の羅列に電話してみた。


始めて彼女と話した時のホワイトスネイクの曲が流れてしばらくすると彼女が出た。



私は、今まで彼女に愛の告白をしていなかったし、初めて彼女を抱いた時も自然に任せてた為
口説いたりしていなかった。



私は、声に出して初めて言った。