ケータイ小説 野いちご

時の雨は偶然に降ってきた

第1章
リスナー




それから1ヶ月ほどたって、今日は4月の最初の金曜日。


高校生3年生に無事進級して2日目。


クラス替えもなく今日から通常授業が始まった。


親友の久木綾音(ヒサキアヤネ)とも同じクラスになれてほっとしていた。


一時間目の数学が始まるチャイムが鳴った。


数学の先生は担任の佐和(サワ)先生で、まだ教室に来ていない。


先生が来ないせいでクラスが騒がしくなった。


窓側の席の私は外を眺めながら1ヶ月ほど前にお兄ちゃんが言っていたことを思い出していた。






< 6/ 17 >