~翔side~


僕は黒木財閥の御曹司で。


周りの大人からは特別扱いされた。 


そのせいであいつだけ。と、同年代に友達ができなかった。

その時からは大人も同年代の子も、いや、人間自体に興味を持たなくなった。



家では勉強勉強と聞かされ続けられて。


そのストレスを発散させるために喧嘩ばっかりしてた。


その事が親にばれて、僕は家を出ていけ。と、家を出されたんだ。



その時の親父は、



「勉強もしないで喧嘩なんかして、英才教育を受けさせたぶんのお金を返してほしいくらいだ。」


って言ったんだ。



その時から、人間という生き物に対して拒否反応しかでなくなった。


僕はもっと荒れた。