教室に着くとまたまたパンダ先輩がやって来た。


「今日のお昼休みに体育館裏に来てくださるかしら?」

うーわ、体育館裏ってベタすぎ…
もっと何かいい場所なかった訳?


「はーい!」

一応返事をする


「李依ぃいー!終わったら絶対教えてね!?もういっそパンダ先輩の驚く顔を写メってきて!!」


凄い勢いで言ってくる陽花。


「何、そんな楽しみなの?」


「もちろん!」


さすが私の親友!腹黒ーい

心配しなくても面白い顔させてあげるよ。


ーーーーーーーーー…


キーンコーンカーンコーン…


「じゃ、行ってくる」

「いってらっしゃい♪」








遅い…。

自分から呼んでおいて何分待たす気なんだよー!10分経過…


「あら、逃げないで来たのね。
それだけは褒めてあげるわ!」

遅れておいて上から目線とは良い度胸

「で?なんなんですか。私早く帰りたいんですけども」

「そんな口たたいて言い訳…?


…あなた達出てきなさい!」

その合図で10人ぐらいの男が出てくる。

「それ以上生意気なこと言うならこの男たちに殴ってもらうわよ?」


「…」

そんなの痛くも痒くもないし。

なんたって私は喧嘩最強ですから!

「殴れるもんならどうぞ?」


にっこり笑顔をプラスして言う。