どんなに自分が追い詰められて



逃げ場のない苦しいところに立たされても



必ず諦めなければ、



自分の気持ちしっかり持っていれば道は開ける。



「……俺はもう一生、バスケできない」



まるで俺の人生は終わったとでも言うかのように呟いた望月くんはもういない。



彼はいくつもの困難をバスケ部のみんなと一緒に越えて



自分自身のジャンパー膝の壁からも抜け出したんだ。