ケータイ小説 野いちご

当て馬ならし

第二章
第一話 当て馬お越し

ピコランダ王国の王族の歴史を
さかのぼると遊牧の民になる。

豊かな大地を求めて移動する
騎馬民族が発祥とされている。

現在王族は、
王宮のある首都に定住しているが
ピコランダに入ると
現在も独特の形のテントで
生活する遊牧の民を
目にすることもある。

大国だけあって
首都の賑やかさは目を見張る。
整備された道路に
立ち並ぶ露天
賑わう人々
そしてなにより
今この地をさらに賑わせているのが
各国から集まってくる
煌びやかな馬車の隊列
アル王子の花嫁選定試験に臨む
姫たちが続々と王宮入りしている。

小高い丘に
真っ白い石で作られている宮殿
柱と柱の間には
青いガラスがはめ込まれ
まるで空の中に
ぽっかりと浮かんでいるような
幻想的な城

城壁も高く、
ファルゴアの様にちょっと登って近道
とか到底できない高さである。

見張り塔も何本も立っていて
広い敷地の先には
森が広がっている。

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