ケータイ小説 野いちご

当て馬ならし

最終章
第二話 当て馬目覚めし

体に力が満ちるのがわかる・・・
竜が優しくすり寄り
『おかえり』と言って地上を示した。

そうか、私はここで眠りながら
癒されていたのね
そう自覚してゆっくりと浮上する
・・・「またね」と竜に挨拶しながら

あとは、一気に意識を覚醒するだけ・・・

目を開く

ピコランダの自室のベッドに
私は寝かされていた。

大きく深呼吸して体を起こす
伸びをして固まった背中をほぐす・・・・

「うーーーーん」

ふぅ・・・どれぐらい眠っていたんだろう。

スッキリと目覚め当たりを見渡すと・・・
ベッドの横のソファーに
うたた寝をしている妹がいた・・・

「え?ベル?」
その声に、
妹はビクッと体を震わせて飛び起きる
「ふぇ?!!あ!!!!
 おねぇちゃぁん!!」
そう言うが早いか私の首に
抱きついてきた。

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