ケータイ小説 野いちご

当て馬ならし

第一章
第四話 当て馬甘やかし

新調したレイピアの使い心地は
なかなかのもので
筋力の少ない私でも扱いやすく
技量が伴えば
相手へのダメージは大きい

毎朝の稽古に付き合う騎士たちに
自慢していると
「どれ、一つ手合せねがおうか?」
と、修練上の入り口に
大きな影がたった。

「お父様!!」
嬉しさで声が弾む
突然の王の登場に
騎士たちは整列する
大柄な騎士たちの
さらに頭一つ分大きい長身
隊長の任を譲った今でも
最強の名を馳せる英雄王

ライヌール・リニィ・ファルゴア

現在のファルゴア王にて
私の父
父の強い瞳の色が大好きで
それを受け継いだことが
私の誇り
煌めく銀の髪は私の自慢

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