「おはよー、高橋」

「おはようございます」

次の日の早朝、妹尾の家に迎えに行くと朝からテンションの高い安川と、遠慮がちな妹尾が外で待っていた。


「おはよ・・・朝から元気だな」

「私、後ろ乗る!泰葉は助手席?」

「ううん・・・私、立川くん家の別荘の道知らないから」

「あ、そうだね!高橋!立川も迎え行ってよ」

「立川もいるのか?」

「当たり前じゃん!別荘の持ち主だし、私たち道知らないし」

てっきり、立川は先に行ってるもんだと思ってた。

「早く!高橋行こー」

「はいはい」

何だ、やっぱり足に使われてるみたいなもんじゃないかー・・・