「とりあえず、もうなったものはなったんだから。
課題をやってみないか?」
というユウの誘いに、ココはあっさり頷いてしまった。
何故こうもあっさり従ってしまうのか、ココには分からないのだけれど。
本人がどれだけ自分の反応に自分で驚いていようが、肯定したものはしたものとして、ユウ達はさっさと動き出す。
ユウは窓から部屋の外へ、光り輝く羽根を背中に現して翔んで行った。
その羽根に、ユウの翔ぶ姿に、ココが少し見惚れて、憧れを抱いてしまったのは、内緒。
言うのはなんだか恥ずかしいし、天使になりたがっているようだなと思ったから。
何が何でも、内緒。