「ーーーで?結局学校でココちゃんと喋ることは無かったの?」


待ちに待った放課後。

朝のココときぃの話を聞いた琉は言った。


「うん。ま、ココずっと寝てるしね」


きぃは大きく頷く。

ココは「そんなこと無い」と慌てて否定するが、


「寝てるか、課題してるか、でしょっ?話しかけらんないよ」


ときぃに軽くあしらわれた。



「ーーというか、もうすぐ年度の半分が終わろうかって時に、クラスの人をほぼ認識してないってのがすごいわよね」


ココの部屋の窓から少し遅れて今到着したアイカが、腕を組みつつ言う。



それには、ココも言い返せない。