「ーーっはぁ…はぁ、ユっ、ユウ……ちょっと待っ……」


ユウがあまりにも急な角度で上を目指すため、ココは空気抵抗やら何やらで、ほとんど息が出来ない。



ココのやっとの喘ぎで、ココの息が限界まで上がっていることに気付いたユウは、慌てて速度を落とした。



「ごめんごめん。何も考えて無かった」


「もぉっ!ユウ達みたいにこんな高いところ翔ぶの慣れて無いんだから。
容赦してよ」