修人が出て行ってから数秒間、目を開けずに待つ。
そろそろ大丈夫か。
「よっ、と」
埃を払い、立ち上がる。
棗ちゃんってば、重い一発をお見舞いしてくれちゃって。
ま、それも無理ないかな。
さて、と。
俺的にあいつらがあの子一人にどうこうなるとは思わないけど、破滅してくれれば、いいんだよな。
まだ目が覚めていない蒼と倖。
修人はまぁ、当たり前だよな。