私達は、広間へと戻った。

土方「さてと、話してくれんだろ?」

近藤「ゆっくりで構わないよ」

私は彼等を見渡した。そして私自身の過去、そして全ての始まりを話た。

『まずこの世には〔八百万の神〕が居るのを知ってるか?

原田「神ってのは神様の事だよな?」

そうだ、ただし色んな神が居る。

例えば癒しの力を持つ者、水を司る神

炎を司る神、風を司る神、大地を司る神、

まだまだたくさんの神々が居る。

その神々を纏める存在が、この世界を作った。

幹部近土「「「「「はぁァァァァァァァ????!!!!!!」」」」」

五月蝿い、少し静かにしろ。』

土方「すまん、つまりはこの世界を作った神が居るってことだな?」


私は頷き話を進めた。

『その通り、古の神は今も存在する。』

幹部連中も近藤さんも土方さんも皆が唖然( ; ゜Д゜)としている。


『そしてその神が我だ』今度こそ鼓膜が破れるかと思うぐらいに、

彼等は叫んだ。

紫乃も那岐も耳を塞いでいた。

勿論私自身も。

土方「てめぇ、俺達を騙してんじゃねぇのか?」

私は土方さんに向き合い言った。

『残念だが、我は嘘を付くことは許されない、だから本当の事だ。』

近藤「では、先程の黒い影達は一体何なのかね?」

私は近藤さんの方へ向き直り言った。

『アレは古にも存在した物、〔沃呪〕と言う。アレはこの世在っては為らない物、黄泉の世界に居た物だ。』

皆が唖然としている。

するとまた、庭から光が溢れた。

私だけで無く新撰組の男達も庭へ降りた。

其処には、時白と天空〔神で有り、守りの神だ勿論緋桜や時白の飲み仲間でも有る〕が立って居た。

私は彼等に近ずき言った。

『どうした、我に何か要か?』

2人は互いに向き合い言った。

〈古の時代にあなた様が封印した者が
再び現れました。アレは決して出しては成らなかったのに〉

私は2人を見ながら言った。
『再び現れるならまた同じように封印するか、この世から消してしまえばいい。』

時白と天空は唖然として私を見た。

すると共に庭へと降りた幹部連中や近藤さん土方さんまで私を見た。

土方「コイツ等はてめぇの仲間か?」

私は土方さんに向き合いクスッと微笑んだ。

『確かに仲間と言うな、でも我に取っては大事な飲み仲間だ。』

すると永倉さん原田さん藤堂さん土方さん沖田さんが私の顔を見て自身の顔が真っ赤に染まっていた。

※永倉原田藤堂を纏める所では三馬鹿

三馬鹿「「「お前、飲めるのか!!!???(と言うか、綺麗だ。」」」

土方「飲めるなら、今後一緒に飲まないか?(……綺麗な微笑みだ…」

沖田「ハイハイ!僕も一緒に飲みたいです!(綺麗な微笑みですね…」

私は彼等を見渡し微笑みながら頷いた

『我で良ければ……な。』

すると突如近藤さんは私達に謝ってきた。

近藤「本当に神で有ったのだな、それを儂達は……本当にすまなかった。」

私は近藤さんの方へ向き直り体勢を整えた。勿論正座だが。

『気にするな、我自身慣れてる。』

それを知った近藤さんは素早く頭を下げた。

近藤「本当にすまなかった!ほら、トシも。」

土方「……知ゃーねぇなぁ、俺達もすまなかった。」

三馬鹿「すまなかった。」

斎藤「……すまなかった……」

すると那岐の後ろへと隠れてた紫乃がヒョコリと顔を出した。

幹部連中は大きな声で喋り紫乃を凝視した。

幹部「「「「可愛い!!!」」」」

紫乃は私と那岐の裾を掴みながら言った。

紫乃「……私は…紫乃……」

すると那岐は紫乃の頭を撫でた。

それを見て居た私は微笑んだ、そして私も紫乃の頭を優しく撫でた。

『この者達なら大丈夫そうだな。』

紫乃は微笑みながら頷き彼等を見渡した。

近藤「とりあえず、私達も自己紹介と行こう。私は、新撰組局長近藤 勇だ」
暖かい人だな、まるで父親みたいだ。

すると隣に居る土方さんも渋々自己紹介した。

土方「俺は、新撰組副長土方 歳三だ」
確か、女泣かせと言われていたっけ。
また、鬼の副長とも言われて居る。

それを気に、幹部連中も一気に自己紹介した。

沖田「僕は新撰組一番組組長沖田総司です。宜しくね」
この男、笑顔は良いんだが、胡散臭いな。

永倉「俺は二番組組長永倉新八だ、これからもよろしく頼むぜ!」
とても賑やか男だ。

藤堂「俺は新撰組八番組組長藤堂平助だ、よろしくな!」
仔犬の様な優しい子だ。

原田「最後に俺か、俺は原田佐之助だ『十番組組長……だろ?』……お、おおぅ」

『今後はこちらだな、我の本名は長いから神崎か緋桜と呼んでくれ。ちなみに本名は…暁の緋桜の大陽女神の命』

彼等は唖然として私を凝視した。

那岐「私は片桐那岐、でも片桐は捨て今は神崎を名乗ってます。紫乃も神崎を名乗ってます。」

永倉「何で捨てたんだ?」

那岐「私達は両親に虐待を受けていたの、あの頃の記憶何て要らない、だから私達、助けて助けてくれた緋桜様が私達の母親で有り、姉でもあるの。」

紫乃「うん!私に取っても大事な人で有り、心から大好きな人だもん」

それを聞いた者達は一斉に真っ赤に染まっていた。紫乃は無自覚で天然記念物だ、だから私と那岐は苦労させられる。

しかし私にして見れば可愛い妹又は娘観たいな者だ。

だから私はこの子達を愛して、家族の温もりを教えてやりたい。

するとそれを見て居た近藤さんが私達に爆弾を落とした。

近藤「なら、3人共に此処に居たら良いんじゃないか?」

近藤さん以外の全員「はァァァァア!!??」

土方「近藤さんあんた何言ってんだ
緋桜だけなら良いが、那岐も紫乃も女の子達だぞ」

『悪いが、我は女だが?』

那岐紫乃以外「えぇぇぇぇぇぇぇぇ????????!!!!!!!!!」

私は土方さんに冷たく冷やかな目を向けた。ちなみにこの時土方さん以外の全員が緋桜からの黒い気配を感じたらしい。

結果→私達は彼等共に過ごす事と成った。ちなみに紫乃は大はしゃぎ、まるで彼等が父親だったり兄の様な感じもした。

ちなみに部屋の割り当てで那岐は沖田さんの方へ、紫乃は藤堂さんの方へ、そして私は土方さんの方へと当たった。



この先の生活が大変な物になると感じた。