心奈side

それから一週間後、仮入部届を提出する日が来た。

実はあの日以来、見学には行っていない。

だって、部活始まったら放課後遊びに行けないじゃん?

だから今のうちに遊んでおこうと思って(笑)

龍心も、俺もそうだったって言ってたし(笑)



「久々のバスケだ〜♪」

「体なまってそう〜」

「部活でしごかれたらすぐ戻るでしょ〜」

「大変そうだね〜、バスケ部」

四人でいつものように弁当を食べながら、やはり話題は部活だった。

「愛理、パソコン部行くの?」

「まさか(笑)
所属するだけで行かないよ(笑)」

「うわ、ヤンキー(笑)」

「「「「あはははは」」」」

高校生活にも慣れて、ウキウキのあたしはこのあと、一気に叩き落とされた。