「いっってえええ!」



「いきなり周りがまぶしいと思ったら下におちてたよな・・」



「つかどこだよ?」



俺らはただの高校生だった。今だって制服なんだから周りから見たら高校生。青春真っ盛りの。俺らはついさっきまで帰宅途中だった。そしたらよくわからないが見知らぬところにつれてこられた・・。いったいなんだっていうんだ?



「とりあえず、人でもさがすか?ここでじっとしてても何も起こらないだろう?」



「そうだな。周りも陽がおちてきてんだ。寝床とか飯とかみつけねえと・・」



「道があるんだし、とりあえずそってあるいてみるか。」



といって歩き出したが、5時間経っていい加減回りも暗くなってきた。しかし人にも会わないし、村もみつからない。そんなに田舎にきちまったのか?でも、いくら田舎でもこんなには歩かないだろう?ん~。どうしたものだろう。



「な~。いい加減腹へらねぇ?」



「たしかになぁ。学校終わってから全然くってねえもんなぁ。」



「あ!川ながれてんぞ!」



「おお~!やるねえ!」



「とりあえず水の確保はできた~!水筒あるし、しばらくもつだろうな。」

ぶつくさいっても結局何もならなかった…なんてことは言わなくてもわかる。