ケータイ小説 野いちご

ふわ恋。〜一番の恋を貴方と〜

Ⅵ.迷える恋心


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翌日、部活が終わり瀬奈と学校の最寄り駅で別れると、すぐに来た電車に乗った。

電車は帰宅ラッシュで混雑している。
なんとかドアの端に移動し、窓から流れる景色を眺めた。


昨日の夜は並木さんのお陰で思った以上に落ち込まなくてすんだけど、今日の授業は集中出来なかった。

夜にでも言い訳してくれるかなって思ったけど、先輩からは連絡はなく。

私は所詮、“浮気相手”。

それを痛いほど思い知らされた一日だった。


「はぁ…」


これからどうなっちゃうんだろう…
いつもより状況があまり良くない気がする。

あの日、我慢して一歩踏み出さなければ、こんなことにはならなかったかもしれない。


先輩が私との約束をドタキャンして彼女の所へ行くのは今回が初めてじゃない。


一回目は映画が終わり、夕飯を食べている時。

彼女から「バイトが終わったからご飯食べに行こう」って誘いの電話があって行ってしまった。



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