栞の提案で僕は栞の部屋に、七海は僕の部屋で寝ることになった。


栞は僕と一成のことを考えてまだすぐには仲直りできないとみたんだろう。



「ごめんね気使わして。」



「ううん、いいよいいよ。


まだ仲直りできてないんでしょ？じゃあこれが一番いいかなって思ったし私悠哉と一緒にいたかったの…。」




「ありがとう！


栞と一緒に居れるのは嬉しいけど一成とも早く仲直りしないといけないよね…。」



「そうだね。


一成君あんなブスッとした顔してたけどずっと悠哉のこと無事かどうか一番心配してたのよ。」




「そうだったんだ。



一成とはもう一度ちゃんと話さないとね。



会うこと避けてちゃ始まらないもんね。」




「早く仲直りしてくれないと私たちも少し気まずいもんね。」とニッコリ笑って言った。



「うん。ちゃんと僕から謝りに行くね。


一成って昔から怒ったらああだったんだ…。」



「まぁでも一成君も仲直りはしたいみたいだから大丈夫だよきっと」



「そうだね！かくれんぼの時にそれとなく謝ってみるよ！」



「頑張ってね悠哉」と笑顔で言ってきた。



だが次のゲームのかくれんぼは誰もが思っていないゲームになるとは僕らはまだ知らなかった。