僕は今一人で歩いている。



親友を裏切りそして自分を信じれなくなってあわせる顔がなかったからだ。



だがそれが間違っていないことを一人の女性が自分の死と引き換えに僕に教えてくれた。



だから僕は僕のために死んでくれた紗香の分も生きてこの部屋をでる。



僕はそう決意した。




避けていた集会室につく。



ガチャ


「えっ…!」部屋にいる皆が声を揃えていった。


皆が驚いた表情で僕の方を見ている。



一成は僕と目をあわせてくれない。



栞は僕がもぉ死んだと思っていたんだろう。


僕の姿を見て泣き崩れていた。



僕も栞の安否を確認できたことが一番嬉しかった。



「へぇ、お前生きてたんだな」とヘラヘラと優が近づいてきた。



「…」




「なんだよ無視かよ。」



「お前を俺は許さねぇ。」と小声で言った。



「え?なんか言ったか?」


僕は優の顔を殴った。



「お前みたいなくずと話す価値はねぇよ。」



「お前こんなことしてただですむと思うなよ。


やられたぶんは次のゲームできっちりかえしてやるよ。」と怒りに満ちた表情で言ってきた。



「かかってこいよ。次に死ぬのはお前だ。」



「寝言は寝ていいなくず。」



「…」僕はこれ以上話す気になれなくて話すのをやめた。