――絶望………………。





またこれだ。
ここ最近毎日この夢に魘される。



自分が絶望してるのは僕が一番わかってることなのにそれを
わざわざ毎日毎日伝えてくれるとはご苦労なことだ。


こんなことを伝えるのならもっと人生に利益のあることを教えて欲しいものだ。


確かに高3にもなって引きこもりで就職先はもちろんのこと彼女はいなければ家で何をするでもなくただ時間の流れを感じてる僕が「絶望」の二文字以外に漢字で表すのは逆に難しいだろう。


だが、それはわざわざ僕の睡眠を裂いてまで
伝えられなくても知ってることだ。



これだから人生は面白くない。


なんならテレビのスターになれる方法とかを教えてくれたらいいのに。

そうしてくれたら僕はこの先の人生神様の元に使えていくことを誓うよ。



こうしてつまんないことばかり考えてるから僕には友達がほとんどいない。


かといって欲しい訳じゃない


どうせ友達なんて大切なときに裏切るやつが大半って決まってる。


信用できるやつなんて一割もいないものだ…!


こうやってしょーもないことぐちぐち考えてるうちに朝がやってくる
今日は1学期の期末テストで必ず学校にいかなければならないらしい。


全く律儀なものだよ
いきたくないやつを呼ぶこの学校の制度を訴えてやろうかとも思ったりもした。



だがこの期末テストが終わるときには僕は人生にほんとの絶望知ることになるとはまだ僕は知るよしもなかった…