私は今、鏡と向き合っている。 今日はいつも通りの日のはずだった。 朝起きたら朝餉を作るため、台所へ向かおうとした。 しかし、その前に髪を結おうと決め鏡を覗いた時だった。 ――そこには猫耳の生えた私がいた。