あたしは、彼が居るであろう場所に向った。


きっと、彼はここに居るはず、、、


蓮が死んだ後に、彼と会ったのもここだった。


あたしは、申し訳なくて、、、


中々、蓮の家に行けなかった。


だから、直接蓮に会いに来たんだ。


、、、ここに。


ここが、1番蓮に寄り添える場所だから、、、


あたしは、蓮のお墓の前で立ち続ける彼に声を掛ける。


彼は、そんなあたしに驚いた顔を見せる。


あたしはゆっくりと彼の元へと、近付く。


そして彼に手が届きそうな距離で、歩みを止めた。