あたしは上がっている呼吸を整えながら、ゆっくりと鍵を開けた。


ドアを開けた瞬間、懐かしい空気に包まれる。


中に入り、ゆっくりと見渡す。


目を閉じると、、、今でもみんなの笑い声が聞こえてくる。


少し散らかっていて、ごちゃごちゃとしている。


「何も、、、変わってない」


部屋の一番に目につくところに、千日紅の旗が飾れて居る。


1人、1人の言葉が書かれている。


「一生、蓮さんに付いていきます」


「こんなサイコーな仲間は千日紅以外ありません」


「蓮さん、マジサイコーです」


「千日紅のキズナは永遠!」


千日紅が全国ナンバー1になった時に、みんなで書いたんだ。