side*優



「ねぇ、初。学校案内してくれない?この学校、広いからよくわかんなくって」



「いいわよ。じゃあ、昼休みでいい?」



「もちろん。ありがとね、初」



「大丈夫よ、案内ぐらい。どうってことないわ」



………。


僕達の目の前では、初ちゃんと初ちゃんの婚約者の光って奴が会話を繰り広げている



この光景を見て、初ちゃんのことが好きな僕が黙っていられると思う?