時は流れて
白井あいは今日から
高校2年生になります。
そして隣には七斗。
只今登校中です。


腐れ縁ともいえる
福嶋七斗とは、あいつの兄貴
つまり福嶋咲斗の出身校の高校に
一緒に進学することになって、
私が引っ越してからずっと
一緒に行動を共にしてます。

別に一緒の学校に行かなくても
よかったのに七斗は
ここがいいんだって、断固変えないし
私は制服可愛いし頭のレベルも
そこまで悪くないからね!
すぐここに決めたんだ。


七斗はもうちょっと上のレベル
いけたのになんでここにしたんだろ。


まあ、それはいいか〜。

新しいクラスどうなってるのかな〜。
なんて考えていると後ろから
誰かに抱きつかれた。

「あい〜!おはよう〜!
今日も可愛い〜!わたしの癒し〜。
あ、七斗くん、おはよう。」


「さくら。朝から暑苦しいわ。
おはよう。あなたの方が充分可愛いよ。」
「おい、俺に対するあいとの差はなんだよ。」


私の親友片桐さくら。
中学からの親友でもちろん
七斗とも、、親友というか
なんかいつも睨み合って感じ?笑
なんでかよくわからないけど。


「さくらもあいと一緒に学校いく〜。」

「なに言ってんだよ。俺もいるだろ。」

「七斗くんはいっつもあいといるから朝くらいいいじゃない!」

「んなことねぇよ。」

「てなわけでレッツゴー」


人の話を聞かないさくらさん。
そんなさくらにイライラしながらも
一緒に登校する七斗。
昔はもっとおっとりしてて
守ってあげたくなる男の子だったんだけど最近はちょっと不良?に近くなっちゃってさ。まあ、でも優しいところは昔から変わってないのね。


「ふふふ。」

「なに笑ってんの、気持ち悪い。」

「気持ち悪いとか!!!ひどい!」

「本当のこと言っただけだろ。」

「たしかにそうだけど!言わなくて
いいじゃない!バカー、もう知らない。」

「あー、悪かったよ。帰りにお前の大好きなプリン買ってやるからさ。」

「え、ほんと??」


「ほんとほんと。食べ物につられるとかやっぱお子様だな。」



ちょっと、最後の言葉はむかつくけど
プリンにはかえられない!!!
やっぱりちょっとは優しいんだね。