「お隣さんに挨拶いくわよ〜、」
「ママまって〜、あいもいく〜。」
これはまだ私、白井あいが
3歳の頃のお話。
パパの仕事の都合で引っ越しして
一軒家を借りたんだ〜。
3歳だからあんまり覚えてないんだけどね?
「「こんにちわ〜、」」
「はいは〜い、ちょっと待ってね〜。」
ガチャ
「こんにちわ〜、隣に引っ越しきました。白井といいます。こっちは娘のあいです。あい、ご挨拶しなさい〜。」
「こんにちわ〜。」
「あら、可愛い子ね〜!何歳かな〜?」
「あい、3歳〜!!」
「あら、うちの息子と同い年ね!ちょっと待っててね〜。今呼ぶから〜。」
「七斗(ななと)〜!降りといで〜!」
ガチャ
「あら、咲斗(さきと)。七斗は?」
「しらないよ〜、あれ知らない人〜。」
「こんにちわ。さきとくん?かな。
お隣に引っ越してきたのよ。こっちはあいって言うの。仲良くしてあげてね。」
「あいちゃん?こんにちわ、僕
咲斗!よろしくね!」
「さきと?お兄ちゃん?わたしあい!」
「なに、ママー。」
「あ、やっときた。七斗。これからお友達になるあいちゃん。仲良くしてあげてね。」
「あいちゃん?うん、わかった!
あいちゃん!僕、七斗。よろしくね!」
「ななと?うん、よろしくね!」
今思うと、この時から
わたしはきっと、、、、、。