「さくらー、さっきからどうしたのー?」
「どうしたのって…別に…」
「嘘だ、何かある。隠さず言って。」
あたしはチラッと、栗原と枢木がこれから開くであろうドアを見た。
枢木がついジュースやお菓子を買ってくるのを忘れたから、2人で買いに行っている。
いくら2人がいないからって、これだけは言えない。
…なんでさくらと栗原が一緒に来たのか、なんて。
って…これってなんか嫉妬してるみたいじゃんっ!!!!
違う違う、別にさくらと栗原がどうであっても、関係ないし!!!
いや待てよ、さくらは枢木が…
あーーもう!!わけわかんない!!
とにかく、こんなことさくらに言えるわけがない。