ケータイ小説 野いちご

【企画】キミへの合図はサクラの音色

キミへの合図はサクラの音色







「ここか……」




―――桜がひらひらと舞い落ちる春。




今日から高校生になった私、春風初奈(はるかぜはな)は自分のクラスの教室の扉に手をかけた。




ガラガラ―――



「………っ」




教室の中にはこちらを向いた数人の生徒。




な、なにこのシーンとした雰囲気!
しかもみんなの視線が痛い……。



それにしてもまだあんまり来てないなぁ……早く来すぎちゃったかな?




黒板に貼ってある座席表を見て、自分の席に座る。




右隣の席の人はいないけど、左隣には可愛らしい女の子が座っていた。




わ……!この子めちゃくちゃ可愛い!
お友達になりたい、な……。




うぅ……でも勇気が出ないよ……。

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