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それから数日が経った。

旬ちゃんと私が交わすメールの量はかなり少なかったけど、1日のうちに必ず何回かは やり取りをしている。


遠慮してる。というわけじゃなくて。

なんとなく『このくらいの距離がちょうどいいのかもしれない』と思ったし、旬ちゃんもそうだったみたい。


数回メールして、学校でも時々話して、時々一緒にご飯を食べて、またメールする。

それが、今の私たちにとってのちょうどいい距離だった。



……そして、最近の私の目覚めはというと……。



「おーい、ミサー」

「うー……今すぐ起きるー……」

「腹出して寝ると風邪引くよー?」


「……出してないよぉ……」

「メチャクチャ出てるよ?」



ニコッと笑う晃太くん。

そして、その近くに立つ歩夢とマーくん。


……結局 私は、いつもこの3人に起こされている。



私と旬ちゃんが食堂でご飯を食べている時、中庭に残った3人で色々話したらしい。


その内容というのが、

『ミサを起こしに行く負担を平等にしよう』

というものらしい。


いやいや、負担て……。

そりゃあ、毎朝私の家に寄るのは負担になってるかもだけど……ていうか確実に負担になってるでしょうけど。

でも そこまで露骨な言い方しなくてもいいじゃない。

そんなに言うなら、起こしに来なきゃいいじゃないっ。


と、色々言いたくなったものの……、

『朝も準備があるんだから、ミサっちが来なかったらクラス全員の負担になるんだからね?』

……って言われたら、何も返せない。