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その後、私たちは出店でお好み焼きとお茶を買い、それを持って体育館裏へと移動した。

生徒数名が体育館裏で食事をしていたけれど、みんな周りを気にすることなく話をして笑っている。


私と旬ちゃんは、他の人の笑い声を聞きながら隅っこの方でお好み焼きを食べ始めた。



「……」

「……」



……あれから私たちは、ずーっと無言。

出店で買う時に『声』は出したけれど、『会話』ではない。

旬ちゃんは私には何も言わず、私も旬ちゃんには何も言わなかった。


……お好み焼きは美味しいけれど、なんだか全然、楽しくない。

他の人は楽しそうにお喋りしてるのに、私たちは なんで無言なんだろう。


せっかくの学園祭なのに、どうして私、旬ちゃんと喧嘩しちゃったんだろう……。



「……ハァ……」



食事を終えた時に、思わずため息が出てしまった。

だけど旬ちゃんは相変わらず何も言わないし、私も何も言わない。


他の人が食事を終えて去っていっても、私たちはその場に居続けた。