-優梨side-




「そろそろ教室、戻ろ?」


多分ホームルーム始まってる。


「ああ、そうだな。

そういえば、優梨って何年何組?」


「1-B
隼永くんは何組?」


「1-E」


「そっか。
ちょっと離れてるね。

ま、戻ろ?」


「優梨、メガネ。」


「わ…忘れてた!!」


あわててメガネをかけて、
髪を2つに結んだ。


「このまま行ってたらバレてたかもな。」


「うん、ありがとう。」


「どういたしまして。」


そんな会話をしながら教室に向かう。