ケータイ小説 野いちご

保健室の甘い時間

お見合い

「えっ?何でよ!!」


夏休みに入った頃、母親からの電話に、私は声を荒げた。


『“何で”って言われても、相手の方が“彼氏がいてもいい。会うだけでいいから”って言っているみたいなのよ』


母親の話によると……


元々、お見合いの話が出てきたのも、母親がパート先で


「一番上の子が、なかなか結婚しない」


なんて話をしたらしく。

パート仲間のおばさんが


「それなら、知り合いの子供にいい人がいるわよ!」


と言い出し、そして、その知り合いの人にも話し、あれよあれよという間にお見合いが決まったらしい。

でも、私に彼氏ができ、母親はお見合いを断ってくれみたいなんだけど。

だけど、お見合い予定だった相手が私に会いたいと言っているらしい。



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