「はぁ...。」

入学式から一週間。5限目後の休み時間。私は絶賛悩み中である。


へ?そんな事より私は誰だって?
あぁ。自己紹介まだだったっけね!


私の名前は白石雪。小松原学園の高校1年生!そして我がクラス、1-Aのクラス委員長なのです。


かと言って三つ編みに眼鏡とかではなく、普通にいる高校生の一人!


みんなと一つ違うところは、ただハーフなところだけ。



「ユキ、そんな事より悩んでる暇があるんだったら明日提出の英語の宿題見せてよ。」


この話しかけてきた友達は、立花(タチバナ)!小学校6年生の時からず〜っといっしょのMy Friend‼


立花はスポーツ万能で、黒髪ショートと焼けた肌が良く似合う美人。


え、ていうか“そ、そんなこと”⁉


「立花ひっど〜!ユキさん、泣いてしまいますよ?」


「だって、放課後に体育館の倉庫に先輩に呼び出されただけでしょ?男の先輩だから絶対、告白だよ。」


「わ、私が告白なんてされるわけないじゃん。しかも話した事ないひとだよ!」