ガーデンから出て、教室へと向かう。



「そういえば雀璃って星組よね」



「そうだよ」



「あたくしたちもなの。よろしくね」



「よろしく」



「そういえば雀璃。
さっき内田皆子と話してなかった?」



 内田皆子?



 ・・・あぁ、あの真面目そうなクラス委員長か。



「そういえば、プラチナって何ですか?
内田さんに聞いたらプラチナを知らないのにプラチナの制服を着ちゃ駄目だから、月組へ行けって言われたんですよ」




「雀璃プラチナ知らないの?」




 殺し屋のレベルじゃないプラチナは知らないよ。




「プラチナは生徒レベルの1番上のことですわ」



「生徒レベル?」




「ええ。生徒には生徒レベルと言うものが存在しますの。
成績優秀者やお金を多く寄付していたり、各行事で良い成績を収めたらポイントがもらえて、ポイントに応じてランクが上がるんですの。

プラチナはその中で最高ランクですわ。
制服は白になれますし、先生の評価も良くなりますし、家の評判も上がる場合がありますわ」