先生のベッドで寝てしまった……。
好きな人のベッドだよ?

……。
本当やばい。



結局、授業まともに受けれなかった。

部活も身に入らない。
だって……顧問だし。



家に帰ってベッドにダイブする。


あー……。


恋をすると人は変わるってやつ
ホントな気がする。


あの日から妙に意識してる私がいる。

日曜日には夕飯を一緒に食べて……


そんな日々が続いたある日。


事件は起きた。


梅雨時期で湿気も多いこの頃。


今日は土曜日。

学校は休み。

明日は……先生とご飯。

明日の献立どーしよーかなー……。


なーんてのんきに考えてる私。


キッチンに立つと
後ろに気配を感じる。


ガサガサ……))


……?


ガサガサ……ガサガサ……))



……。
いや。


後ろ……向きたくない。



カサカサ……))


絶対、あのヤツだ……。


ふと足元を見ると……。

私の足まであと5cmの距離に
ゴキ○リさんが……。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

私はとっさにベランダに飛びだした。


もぅ、やだ!
虫類はホント無理なのに!
ただでさえ嫌いなのにっ……
よりによって何でアイツなの?


涙目になってベランダに座り込む。

すると、

横のドアが叩かれた。