「っ美野里!!」


俺は校門でやっと美野里に追いついた。


俺が叫ぶと美野里は走る足を止めた。



美野里の手を取り、体育館裏へ引っ張った。




「・・・実乃流、あのね・・言いたいことが、あるの。」


美野里は激しく肩を上下させながら言った。



「俺も言いたいことがあるんだ。・・・聞いてくれるか?」


美野里は呼吸を整えながらうなずいた。



「あのさ・・・・、昨日の告白のことなんだけど。」



美野里の肩がビクッと反応した。