ケータイ小説 野いちご

恋愛禁止(ホラー)

視線の正体

その日の夜。


あたしは竜季に言われた通り、携帯電話をナイロン袋に入れてお風呂へ入ることにした。


一応防水加工をされた携帯電話だけれど、念のためだ。


「じゃぁ、先にお風呂行くね」


「うん、行ってらっしゃい」


あたしは携帯電話をタオルの間に挟んで隠し持ち、部屋を出た。


脱衣所のドアを開ける前にキョロキョロと周囲をうかがう。


特に変わった所はないようで、あたしはホッと息を吐き出した。


昨日と同じように服を脱ぎ、湯船に肩までつかる。


今日は少し入浴剤が薄いような気がして、あたしは真っ白な入浴剤を入れ直した。


そして、数分後……。

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