ケータイ小説 野いちご

恋愛禁止(ホラー)

視線

どうにか寮の部屋まで戻ってこられたあたしは、いろはちゃんにただいまを言う前に畳の上に身を投げ出した。


ぐったりして疲れきっているあたしを見て、いろはちゃんは目をパチクリさせる。


「ツムギちゃん、疲れるほど遊んできたの?」


「それもあるけど……」


「楽しくなかったからムッとしてるの?」


「ううん、すごく楽しかった」


「じゃぁ、どうしたの?」


「門限を4分遅刻したからカギ閉められた」

< 36/ 316 >