ケータイ小説 野いちご

恋愛禁止(ホラー)

入学式

翌日、先輩たちから気味の悪い噂を聞いたあたしだったけれど今日は入学式。


真新しい制服に身を包むと、噂のことなんてすぐに忘れてしまった。


いろはちゃんと2人制服を見せあいこして「すごく可愛い!」と言い合ったり、携帯で写真を撮り合ったりした。


そうこうしていると、早く起きた朝もあっという間に時間が過ぎて行き、もう登校の時間。


部屋を出ると新入生たちが同じように緊張した表情で制服に身をまとっている。


すると、階段の上から数人の先輩たちが顔をのぞかせて「行ってらっしゃい」と、手を振ってくれているのが見えた。


あたしたち新入生はそれに手を振り返したりお辞儀を返したりしながら、寮を出たのだった。


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