ケータイ小説 野いちご

【短】お返しチョコはお前だけに。

お返しチョコはお前だけに。







【絢斗サイド】




「絢斗、萌愛ちゃんにホワイトデーなにあげんの?」




「え?」




ある昼休み、同じクラスの中学からの親友.侑羅(ゆうら)の言葉に俺は短く答える。




「ホワイトデーだよ!萌愛ちゃんへのバレンタインのお返し!しないつもりかよ?」




ホワイトデー……って3月14日だっけ?
今日は3月12日……。




「あと2日しかねぇじゃん!!?」




「だから聞いてんだよ」




やばい……なにも考えてなかった……。
俺、こういうのに疎いからなぁ……。




「まぁ今年も……スーパーの板チョコ3枚でいっかな……」




俺は毎年、幼なじみの桃野萌愛にホワイトデーにはスーパーで板チョコを買ってあげていた。
そんな萌愛と俺は今年のバレンタインにめでたく彼カノになったんだ。




「はぁ!?お前、本気で言ってんのか!?」




侑羅がでかい声で言うから思わず耳を塞いだ。




「うるせぇ……なんだよ……じゃあおまけでホワイトチョコ3枚プラスして渡すから……」

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