「う・・・・・ん・・・・・・」




目が覚めると、知らない天井があった





あ・・・・そっか、昨日、ここに連れてこられたんだった



名前・・・なんだったけ・・・



たしか・・・黒崎さんだったような


そう思っていると、リビングからいいにおいがした




「起きたか」



「はい、昨日はありがとうございました・・・黒・・・崎さん」



「俺の事は龍雅でいい」




「龍・・雅さん」



「まぁ、それでも許してやる」




「あと、出て行こうなんて、考えるんじゃねぇぞ」


ニヤと初めて会った時みたいに笑った



龍雅さんは、なんでも見透かしているようで怖い



そのあと、私の分の朝食まで作ってくれて、仕事に行くと言って出ていった