ケータイ小説 野いちご

〝好き〟の間違い探し

キャンドル・オレンジの終わり









デートの約束を取りつけてから3日後。

あたしはイヴのことに思いをはせとった。



あたしかて、オンナノコやもん。

憧れとった、定番のデート。



どんな風に過ごせるかなって。

めっちゃわくわくするやんか。



いつもより、可愛く。

いつもより、素直に。

なりたい、なりたいなぁ。



そう思って昨日の放課後、お母さんと買い物に行った時……デート用の服を買ってしもた。



キャンドル・オレンジって言って、その名の通り、キャンドルの光みたいに優しいオレンジ色のワンピース。

しっとりした生地の上半身。

スカート部分は滑らかで、細かいキラキラがめっちゃ綺麗。

着るだけでドキドキするような、そんなワンピースやねん。



普段スカートとか着ーひんけど、でも、特別やから。

達郎にちょっとでもあたしとおんなじような気持ち感じたりとか、ドキッとか、なって欲しいもん。








< 38/ 69 >