「ねえ蒼くん。 わたし、蒼くんに会いに来たんだよ。 午後、わたしと一緒にまわってくれる?」 「別に…いいけど」 ―――ガシャンッ!!! いちごが蒼を午後文化祭まわろうと誘ってOKしてくれたとき、 トレイかなにかが落ちた音が聞こえた。 (なに…?) どうしたのか気になって音が聞こえた方を見ると、そこには天使のコスプレをした美少女が今にも泣きそうな顔をして落ちたものを拾おうとしていた。