翌朝、俺はすでに飛び出ていた鳩に迎えられ、珍しく早めに起きた。

普段はもう少し遅く起きるのに、もしかして結構精神的にまいってるのだろうか。

まぁ早起きは三文の徳とか言うしな。

二度寝するなよ俺。


いつものように手動で鳩を家に返し、当に朝食を終え、欠伸を噛み殺しながら家を出る。

出るときにパタン、と何かが開く音がした。
あの鳩はどんだけ外に出たいのだ。