「近藤さん飯出来ました。」


「ああ、運んでくれ。さっ、菖さんも。」


「こっち!俺の隣な。」



他の隊士が声をかけたようで、大部屋に集まってくる。



参謀の伊東甲子太郎を始め、

二番隊隊長、永倉新八
三番隊隊長、斎藤一

四番隊隊長、松原忠司
五番隊隊長、武田観柳斎

六番隊隊長、井上源三郎
七番隊隊長、谷三十郎

九番隊隊長、鈴木三樹三郎
十番隊隊長、原田左之助

既にいた近藤達を含めた14名が新撰組の幹部隊士である。


幹部隊士は他の隊士とは別で集まって食べるようだ。


近藤と土方と山南が上座に座る以外は、順番は特に決まっていないらしく、菖は平助の隣に招かれる。


隊士達に近藤が嬉しそうに菖が来た経緯を話すものだから、平助は口々に怒られたり呆れられたりしている。