俺は、由梨を力強く抱きしめた。


その衝動で指輪がどっかに落ちたが、気にならない。

今はただ、、由梨を抱きしめたい。


1度指輪をはめるために由梨を離したが、指輪が見つからない。


カッコつかねぇな、、。


車から降りて、ライトを当てながら探すと、座席の下に落ちていた。


それを拾い、終始笑いっぱなしの由梨の薬指にはめる。


そして、見つめ合う。


「ずっと、待ってたよ」