キョーヤはズンズンと


フロアの真ん中を突っ切る




「ようキョーヤ!」


「今日は女づれか?」


「可愛いじゃん、紹介しろよ」



そんな、いくつもの声が駆けられる。



キョーヤは涼しい顔。


「黙ってろよ」



笑み交じりに軽く、そんな風に呟いて。


そのまま奥の扉の前に立つ。