ケータイ小説 野いちご

幼なじみの不器用すぎる愛し方

Chapter*1
幼なじみは極度の気分屋です

新学期が始まって、早1週間が経ちました。


「有斗先輩来てる!」

「今月のsixteenかっこよかったよね」


相変わらず、幼なじみは注目の的です。

……が、本人はやっぱり興味なさげ。


「ちょっとは反応してあげたら? せっかく見に来てんのに」

「……めんどくせぇ」


机に顔を伏せて、気怠そうに言う有斗。

学校でのこの愛想の悪さ、人気に支障出そうなものだけど、そのギャップもまたいいって言うんだから、よくわかんないなぁ。


「今日は真っ直ぐ帰るんだっけ」

「あぁ」

「じゃあ先帰っててね。ご飯は作ってあるから、食べててくれていいし」

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